社会医療法人 名古屋記念財団 名古屋記念病院

ご挨拶

看護部長 西元 千代

看護の専門性を発揮し、安心で安全な信頼される看護の提供を目指して

みなさん、はじめまして。 名古屋記念病院の看護部長です。

私は約25年以上、臨床で看護を行ってきました。そして、現場において常に実行してきたことがあります。それは、看護師として「看護のやりがいを感じて 仕事を行うこと」「思い悩んだ時に、患者さんにとって看護師のすべき事は何かを考えること」により、前進できるのだと思い仕事に従事してきました。何事に も前向きに取り組むことは容易ではありませんが、看護師たちが、この考えを持ち多くの仲間たちと協力していくことによって、看護を探求し前向きに考えていく力を得ることができると信じています。今後も、自分の経験を活かして名古屋記念病院の看護教育に取り組み、「地域の皆様にとって信頼される看護」そして「看護師自身がやりがいを感じる看護」が提供できるように努力していきたいと考えています。

当院の看護部の理念である「おもてなしの心で患者さんに安心と満足を提供します」は、病院理念のもとに作られています。そしてHOSPY精神のもと看護 職員一人ひとりが「おもてなしの心」で信頼のある看護を地域の皆様に提供しています。看護部としては、地域における中核病院の役割を果たすため、皆様の期待に応える看護サービスを提供することが重要であると認識しています。そこで、開院当初より、患者さんの視点にたった質の高い看護の提供をするために、積極的に看護師教育を行ってきました。

看護部として、「安心かつ安全で信頼のある看護の提供」を目指して、看護職全員が社会人としてあるいは専門職業人としての役割を認識し、専門性を発揮出来る職場環境作りと、人間性豊かな看護職を育てるための教育システムを整え、看護実践に取り組んでいます。

また、看護部は病院の使命・目標の実現に向けて、医療チームの一員として協働しながら、良質な看護の提供に努めています。看護現場においては、24時間 体制で継続的・個別的な看護を提供するために、患者受け持ち制を取り入れています。さらに、患者さんやご家族の視点にたった医療・看護を提供するために、 ご意見を尊重し適切かつ丁寧な説明を行い、理解を得た上で看護サービスを提供するよう心掛けています。

このような看護を提供するための看護師教育として、看護技術の習得は勿論のこと、看護師に必要とされる豊かな人間性や優しさの感性を研鑽する教育体制を 整えています。また、専門性の向上を図るために認定看護師の育成・支援を行い、さらに認定看護師たちが組織横断的に活動し臨床の場において後輩指導を行う 体制も整えています。結果として、医療チームで「患者さんにとって、よい看護・医療を提供するための意見交換」ができ、臨床実践能力の向上を図ることがで きてきた事を実感しています。

昨今、著しく変化する医療情勢の中、看護場面において様々なジレンマを感じることがあります。しかし、私たち看護師は、その現状をしっかり受け止め、常に患者さんやご家族から求められる看護を提供していくことを使命として行動しています。さらに、患者さんの安全を守る為そしてよりよい療養環境を整える為 に、日々自分たちの看護を振り返り、業務改善や医療安全対策を行っています。私たち看護師の喜びは、患者さんに満足していただける看護を提供することであ り、その実現に向かってキャリアアップを図り、責任を持った行動のできる自律した看護師の育成を支援していきたいと考えています。

今後も、「看護とは何か」「看護職の役割とは何か」を常に問い続け、患者様の視点に立った「患者中心の看護」を追求し、地域の皆様から信頼されるより良い病院づくりを目指していく所存です。

プロフィール

略歴

1986年(昭和61年)
3月 愛知県立桃稜高等学校衛生看護学科 専攻課程卒業
4月 神戸市立神戸中央市民病院 勤務
1990年(平成2年)
4月 北里大学東病院 勤務
1991年(平成3年)
4月 横浜市立港湾病院 勤務
1993年(平成5年)
4月 静岡市立静岡病院 勤務
1996年(平成8年) 
1月 名古屋記念病院 勤務
1997年(平成9年)
10月 看護主任
1998年(平成10年)
4月 看護師長
2008年(平成20年)
4月 副看護師長
2011年(平成23年)
9月 看護部長