名古屋記念病院救急外来のご案内
名古屋記念病院は第2次救急医療体制の病院です。名古屋市救急医療体制は図のようになっています。
名古屋市の救急医療体制
第1次体制 (軽い病気やけがのとき)
かぜなどの少し体調をくずしたり、ちょっとしたケガの時には、普段から受診していていつもの様子などをよく知っている個人病院や診療所(「かかりつけ医」)の受診をお勧めします。しかし、休日や夜間などで「かかりつけ医」が開いていない場合には、下記の医療機関での診療が可能です。
休日急病診療所(日曜・祝日9:30〜16:30)
天白区 池場2丁目2403 801-0599
名東区 丁田町35 774-6631
緑区 鳴海町字池上98-5 892-1133
他は名古屋市各区、豊田市、日進市(東名古屋)、豊明市に急病センターがあります。
急病センターを紹介するホームペ—ジを参考にしてください。
夜間・深夜急病センター(名古屋市医師会館内)
東区葵1丁目4-38 937-7821
平日夜間急病センター(20:30〜23:30)
南区千竃通2-7-2 822-7401
歯科医療センター(日曜・祝日、9:00〜11:00、13:00〜15:00)
北:北区清水4丁目17-1北区総合庁舎7階 915-8844
南:南区笠寺町字松東58-1 824-8844
第2次体制 (高度な検査や入院、緊急手術などが必要なとき)
第1次体制などで対応が難しい場合、入院しての治療や手術が必要となります。
名古屋市では重症の緊急患者を受け入れることができる病院を4つの地区に分けて、内科、小児科、外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科を夜間、土日・祝日の当番制をとっています。名古屋記念病院は瑞穂区、南区、緑区、天白区の地区を担当しています。
当番情報は新聞などでご確認ください。
第3次体制
全身やけど、交通大事故などの特別な治療が必要となる場合は、以下の医療機関が対応します。
- 名古屋第2赤十字病院 救命救急センター
- 愛知医大 高度救命救急センター
- 藤田保健衛生大学 救急部(GICU)
名古屋記念病院は診療所では対応が難しいとき、すなわち高度の検査や入院、手術が必要なときに対応します。患者さん自身が、これはかなり重い病気ではないかと思われたときには、ためらわず「かかりつけ医」に相談するか、直接お電話ください。
名古屋記念病院の救急機能
昼間は口腔外科を除く全ての診療科に対応します。心療内科、精神科は診察日が週1回となっておりますので、ご確認ください。但し、夜間や休日は全ての科の医師が病院内にいるわけではありませんので、あらかじめ名古屋記念病院の救急体制と病院への連絡方法や、スム_ズなかかり方を読んでおいていただくと便利です。
1. 名古屋記念病院の救急医療体制
当院では平日夜間・土曜日・日曜日・祝日を当直体制としており、以下のスタッフで対応しています。
外来担当医
夜間2名 (内科系、外科系)
土曜日の日中3名 (平常外来もあります)
日祝曜日の日中3名
病棟担当医
内科系1名 外科系1名
小児科、耳鼻科輪番日はそれぞれの専門医が1名加わります。
各専門医は全ての科で待機制となっており、当直医からの依頼に応じるシステムとなって
います。心筋梗塞や脳卒中、緊急手術なども24時間対応可能です。
2. 名古屋記念病院救急外来受診についてのご案内
1.名古屋記念病院の救急外来受診について
当院は名古屋市の救急第2次体制の病院です。「かかりつけ医」や各急病センタ−からのご紹介患者さんには全て対応します。また、当院で治療されている患者さんからの受診依頼も全て対応します。その他、状態が悪く重症で救急車が必要な患者さんにも救急隊からの依頼を受けて対応します。ただし、特別な治療を要する救急第3次体制での治療が必要と判断した場合には、救命救急センタ-などへ転院していただくことがありますので、あらかじめご了解ください。
2.救急外来で対応する症状、病気について
当院は口腔外科、精神科以外の各専門医のいる病院ですので、全ての症状、病気に対応することができます。ただし、夜間、土日・祝日は待機制といって当直医の連絡でかけつける体制ですので、必ずしも専門医が院内にいるわけではありません。小児科もふくめてご希望の科の専門医が常に病院内に勤務しているわけではないことだけはあらかじめご了承ください。したがって、早急な処置が必要な産科や眼科、耳鼻科などの場合には、専門病院を紹介することもあります。いずれにしましても一度ご相談ください。
3.救急外来の待ち時間について
救急外来はあくまでも急に状態が悪くなった患者さんを対象としています。生命の危険のある患者さんや重症の患者さんを優先して診察させていただき、救急車の患者さんは最優先となります。そのため、比較的症状の軽い患者さんにはお待ちいただくこともあります。
当直体制のため、通常の診察より検査などに時間がかかることがありますが、長時間お待ちの場合スタッフにお申し出ください。なお、緊急で受診されて採血やレントゲン検査などを施行した場合には、混雑時は結果がでるまでに1時間ほどかかります。また、点滴をされた場合にも、大きい点滴(500ml)で約2時間、小さい点滴(100〜200ml)で1時間以上かかります。
4.救急外来の診察について
救急外来は救急患者さんを対象としているため、特殊な検査や専門的診断は困難です。あくまでも翌日の専門外来の再診を原則としていますので、長期投薬や長期的な診療計画はできません。また、交通事故などの場合の診断書も発行できませんので、ご了承お願いします。
5.救急外来から入院となる場合
患者さんの状態によって緊急入院が必要となることがあります。突然入院となっても、入院の準備は入院後または翌日で大丈夫です。ただし、当院または紹介病院からあらかじめ入院をご説明した場合には、入院の準備をして来院してください。
6.「かかりつけ医」からの紹介の場合
かかりつけの開業医さんからの紹介の場合、忘れずに紹介状を持参してください。
7.救急外来の医療費について
夜間、休日は初診料、再診料だけでなく、手術などの処置や全ての検査が大幅に割り増しとなります。例えば小さな切り傷で始めて受診して縫う手術を行った場合には、日中なら初診料+手術料だけで15,200円となりますが、夜間(18時以降)の場合には21,050円、深夜(22時以降)の場合30,000円になり、これらに麻酔や薬などの値段や検査料が加算されます。実際の請求額は、交通事故などの健康保険適応がないけがの場合にはこの2倍となります。健康保険の対象の場合は、その種類に応じて1から3割の料金が請求となります。これらの料金は病気やけがの程度に関係なく、受診された時間で決定されます。また、当院を受診される場合には、開業医さんからの紹介の有無によって特定療養費などが発生しますので、あらかじめご了解いただきますようお願いいたします。
3. 救急外来の受診方法(夜間・休日)
- 受診前に必ずお電話ください。お電話いただくとあらかじめ準備してお待ちすることができます。
052-804-1111 (代表)
※救急に関して一切予約制はありませんのでご了解ください。 - 事務当直者に先ず、お名前・年齢・性別・症状および当院の受診歴(診察券の番号)をお伝えください。救急担当医に確認した上で、受診をお受けします。救急車で受診の方は必ず申し出てください。
- 来院されたら「休日・夜間受付窓口」で受付をしてください。
健康保険証、診察券(当院受診歴のある方)を見せていただき、はじめての方は受診申し込み用紙に必要事項をお書きいただきます。 - 診察室の前の待ち合いでお名前が呼ばれるまでおまちください。順番は受付順となりますが、病状によって多少順番は前後することがあります。
- 診察がおわりましたら、看護師のお渡しする伝票を確認の上、お薬のある方は院内の薬局でお薬を受け取ってください。
- 休日・夜間は正式な会計ができないため預かり金として1万円をお預かりし、後日「外来会計窓口」にて預かり書を持参していただき、精算していただきます。受診されたときに健康保険証をお見せいただかなかった方は後日ご提示ください。緊急入院となった場合、入院手続きは後日とさせていただきます。
- お車でお越しの方の駐車場は病院の南側(ま裏)になりますのでご協力ください。
救急入り口の前は救急車の搬送場所ですので、駐停車しないようにお願い致します。
以上の点についてご不明な点がございましたら、遠慮なく担当スタッフまでご相談いただきますようお願いいたします。当院では皆様が安心して受診していただけますよう努力しておりますが、お困りになった点やいたらなかった点がございましたら、備え付けのアンケ−ト用紙にご記入くださいますようお願いします。
名古屋記念病院 救急部