ホスピーグループの腎・透析部門の歴史は1971年に遡ります。日本で透析が始まったばかりの透析黎明期、ホスピーグループの設立者である太田和宏と前田憲志先生（後に名古屋大学分院内科教授）が夜間透析専門のクリニックを設立し、名古屋地区での透析医療のさきがけとなりました。

以後、ホスピーグループは透析患者の増加にともない、透析関連サテライト施設の設立や地域の中核病院の設立を行いながら順調に発展してきました。現在のホスピーグループは、母体である新生会第一病院が提供する血液透析、腹膜透析、在宅血液透析等の腎代替療法を中心に、名古屋南東部から知多半島において、5つの透析サテライトクリニックを運営しています。また名古屋記念病院においては、名古屋南東地区の中核総合病院として、救急医療や悪性腫瘍治療も積極的に実施し地域に貢献しています。

設立当時と違い、現在は透析患者の高齢化や合併症の重篤化が進んでいます。患者に良質な透析　医療を提供するためには、質の高い維持透析治療を行うだけでなく、さまざまな合併症治療を提供する必要もあります。

われわれは腎不全治療のプロフェッショナルとして、創立時よりスタッフ全員が透析のプロとして誇りを持って患者さんのための透析医療を提供してきました。現在、血液透析、腹膜透析、在宅血液透析を提供するとともに、透析合併症治療の質の向上に全力で取り組んでいます。ぜひ、透析医療に興味をもち、やる気のあるドクターに、われわれホスピーグループに参加いただき、活躍していただきたいと思います。